導入事例
2024/11/26
【事例インタビュー:三愛オブリガス九州様】訪問や電話などアナログな業務をデジタル化、ガスの供給停止前の支払いが倍増
会社名
設立年月
従業員数
三愛オブリガス九州
1978年10月
500 - 1000人(連結)
Lecto導入前の課題
郵便による通知の業務負荷が高い
訪問や電話などアナログが主流だった業務のデジタル化・自動化へ
Lecto導入後の効果・変化
Lectoプラットフォームを起点に、業務のデジタル・自動化を推進
SMSの活用で郵便通知の件数を10分の1に、さらに電話によるフォローを実施
ガスの供給停止前の支払い数が倍増し、事業のキャッシュフローに貢献
九州エリアでLPガス事業を展開する三愛オブリガス九州は、債権管理や督促の業務効率・デジタル化を目的に、Lectoプラットフォームを導入しました。
導入以降、郵便による通知に係る業務や電話対応の工数削減のほか、早期回収によるキャッシュフローの改善などの成果を実現しています。
同社がLectoプラットフォームを導入した経緯や、導入効果などについてお伺いしました。
今回お話を伺った方
後藤 孝明様 東九州支店
中島 秀智様 営業部
吉武 英一様 総務部
渡邉 奈央子様 営業部
会社・事業について
貴社事業についてお聞かせください。
後藤様)
三愛オブリガス九州株式会社は、三愛オブリ株式会社の100%の子会社です。
親会社の三愛オブリ株式会社は、羽田空港でのハイドラントシステムによる航空燃料取扱業務のほか、各地の空港で航空燃料取扱業務を行う航空燃料取扱事業を主として、特約店への卸売や需要家向けなどの産業用燃料および潤滑油の販売、ガソリンスタンドでの石油小売販売を行う石油事業や、工業用防腐・防カビ剤や自動車用ケミカル商品等の開発・製造・販売を行う化学品事業、家庭用から業務用までのLPガス販売を行うLPガス事業などを展開し、さまざまなエネルギーサービスのシーンで、人々の生活と産業を支えています。
私たち三愛オブリガス九州株式会社では、その中でもLPガス事業の九州エリアでの展開を担っています。宮崎県を除く九州6県に事業所を置き、消費者のみなさまの安心・安全な暮らしをLPガスを通じてサポートさせていただいています。
また、そのほかにもガス機器の販売、リフォーム事業のほか、LPガスの販売店様向けの卸売業も行っています。
導入前の状況
Lectoシステム導入前、業務で一番課題だったことについてお聞かせください。
後藤様)
督促業務において、郵送をする手間が非常に大きいことが1番の課題でした。それを変えることはできないかという検討を始めたところでした。
ちょうど検討し始めたタイミングは、お客様のお宅に訪問してメーターを毎月点検する点検業務を遠隔で実施できるようDXを推進している時期でした。このDX推進に際して合わせてお客様への連絡手段も整備していたので、Lectoプラットフォームの活用もあわせて検討することになりました。
限られたリソースの中で、営業の方々の業務負荷を減らすことが1番の目的だったということですね
後藤様)
料金の請求に関する郵便を送るだけでなく、お客様のお宅に訪問して料金をお支払いいただくこともあります。そういった負荷を減らすためにLectoプラットフォームを活用しながら、社内ルールも変更していきましたね。
導入フェーズ
導入に至ったきっかけ、背景について教えてください。
後藤様)
先に申し上げましたとおり、ガスの検針を遠隔で実施するサービスを使用しています。そのため、毎月の料金の請求自体はLectoプラットフォームとは別のサービスで実施しています。
本来そちらのシステムで行えることが1番弊社としては利便性が高いのですが、現状は機能として難しい状況でした。そのため、債権管理・督促に特化したLectoプラットフォームを活用することに決めました。
そこでまずは、他のエリアに先駆け福岡エリアに絞りLectoプラットフォームを導入し実際に活用しながら、運用方法や社内ルールを整備することになりました。
既存の販売管理システムなどは債権管理・回収のアプローチはカバーされていないので、Lectoプラットフォームを併用していただくケースは多いですね。
後藤様)
なるべく1つのツールで済ませたかったのですがそれが難しく、また、債権管理・督促に特化したサービスも少ない印象でした。
雑誌を拝見してLectoを知りましたが、タイミング的にも良かったのかなという風に振り返っても思うところでございます。
Lectoプラットフォームを導入することが決まった後も、運用開始までシステムの準備が必要でしたが、Lectoのサポートはどうでしたか?
後藤様)
私どもとしても初めての試みであり、最初は戸惑った部分も多かったのが正直なところです。
Lectoプラットフォームに弊社の販売管理システムのデータをうまく連携させることができるのかが重要な部分だと感じていました。これまでの管理が属人的なものであったり、データが一元化されていなかったこともあり、そう簡単にはうまくいかず、業務のフローを確立するのは非常に大変でした。
その中でも、Lectoのカスタマーサクセスチームにかなりご尽力いただいて、データ化するためのフォーマットの作成や具体的なアドバイスまでしていただき、弊社としてはLectoの導入サポートは本当に嬉しい限りでした。
導入時期に、システムの対応や社内ルールの変更も同時に進めていたこともあり関係者も混乱していたところを、十分サポートしていただいたと思っています。
ありがとうございます。Lectoプラットフォームを導入するためのシステム連携だけでなく、社内ルールの変更なども行っていたので、運用開始当初は心配な時期もあったかなと思います。現在は日常業務の1つとして取り入れていただいていますが、Lectoプラットフォームを導入しての効果はどうですか。
渡邉様)
Lectoプラットフォームを導入して、書面送付の業務負荷や電話対応の負荷がかなり減っています。
書面送付に関してはSMSでの送付に切り替えることができたので、書面での通知件数は10分の1に減りました。また、今までは書面で通知を送っても「いつまでに払ったら良いのか」「いくらなのか」という問い合わせが多く寄せられていました。Lectoプラットフォームでは、SMSで分かりやすく案内ができ、紙のように紛失せずいつでも見返せるため、電話によるお客様からの問い合わせは目に見えて減っています。
また、導入の副次的な効果ですが、携帯番号が変わってしまったお客様に再度登録いただけるきっかけにもなったので、ありがたいと思っています。

▲ 三愛オブリガス九州様のLectoプラットフォーム利用イメージ
最近はスマートフォンをお使いの方がほとんどですので、SMSはお客様に認知されやすい連絡手段ですね。
渡邉様)
電話や郵送よりも気づきやすい傾向にあるように思います。また、郵送となると1回限りとなってしまいますが、御社サービスでは供給停止日までに複数回、SMSでお客様へ案内できることがとても効果的になっているように思います。
また、業務負荷が減少しただけでなく、実際に事前振り込み件数も増加していて、ガスの供給を停止するまでに至る件数は、Lectoプラットフォーム導入後に半減しています。
これまでガスを停止するという最終期限になって気づいて支払いをするという方も多くいらっしゃいましたが、その前の期限でお支払いいただけるので、料金が回収できるタイミングが早まったことになります。事業的に見ると、キャッシュフローが改善されているので、会社としても非常にポジティブです。

▲ SMSも設定するだけで自動で送信が可能
どんな企業・サービスにLectoプラットフォームはおすすめですか。
後藤様)
そうですね、Lecto自体は債権債務が発生する業務ではない と多分意味がないのかなという風に思っていますので、 一般ユーザー向けの商売があっているのかなと前から思ってます。
例えば、食品の定期配送なども1つでしょうし、 高齢者向けのサービスなど、定量的な金額を毎月もらっているものがあればマッチングするのではないでしょうか。特に高齢者の人はほとんどが郵送だと思いますので、そこについてはかなり費用が嵩んでいるのであれば、それを変えていくっていうのはいいのかな思いました。
ありがとうございます。Lectoプラットフォームは、最近保育園などにも導入されています。また、介護施設などからも問い合わせをいただきます。
中島様 )
おそらくですが、当社と同業のガス会社は債権管理に頭を抱えているのではないかと思っています。昔ながらの業界でもあるので、デジタル化の波に乗り切れていない企業もあると思います。ぜひ活用してみてほしいです。
今後の展望・Lectoプラットフォームの活用についてお聞かせください。
吉武様)
元々、Lectoプラットフォームの導入に関しては、まずはテスト的に福岡エリアで運用を開始して、そこから利用拠点を広げていくことを想定していました。福岡エリアでは、安定的に運用できているので、手順やルールの整備などの条件を整えて、全事業所に展開して行きたいと思います。
中島様)
Lectoプラットフォームに関しては、自分自身が別の営業所にいた時から使わせてほしいとお伝えしていました。導入以降の効果なども出ているので、再度成果なども検証しながら残りの事業所でも活用していきたいと考えております。
三愛オブリガス九州株式会社のみなさま、ありがとうございました!
債権管理・督促回収にお困りの企業様は、ぜひLectoセールスチームまでお問合せください!
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