この世界は有史以前からの人々のたゆまぬ努力によって築き上げられてきました。日々の思索とチャレンジの繰り返しが、現在の私たちのあり様へと導いたのです。現在、テクノロジーの進化・発展によって世界はかつてないほどのスピードで変化を続けていますが、この世界の主役がひとりひとりの人間であることは変わりません。

その視点で言えば、テクノロジーとは人がよりよく生きるための手段であり道具であるにすぎません。ですから、人はテクノロジーを上手に使いこなしながら、自分たちの未来の姿を思い描く努力もまた怠ってはならないと考えます。

私は、テクノロジーの先には、人間の「人らしさ」がより際立つ未来が存在することになるだろうと予想しています。

テクノロジーが無駄や複雑さを排除していくことによって、人がやらなくてもよい物ごとが定義され同時に人がやるべきものも再定義される。その一連の流れが結果的に「人らしさ」を浮き彫りにしていくことになるでしょう。「人らしさ」とはつまり「個人ひとりひとりの個性や感性」ということです。それらに対してより強く光が当てられ、より大切に尊重されるように、世界は少しずつ進化していくことになると確信しています。

当社Lectoも、テクノロジーカンパニーの一員として、より良い世界への進化に貢献する義務を負っています。

その切り口は「督促回収テック」という金融分野の中でもニッチなものではありますが、その小さな基点が、結果的に個人ひとりひとりがより輝く世界へと昇華していくのであれば、これほど嬉しいことはありません。