導入事例

2024/04/04

【導入事例:ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社 様】稼働工数を60%削減した債権管理DXの実現方法

会社名

設立年月

従業員数

ブリヂストンタイヤソリューションジャパン

2012年1月1日

500 - 1000人(連結)

Lecto導入前の課題

債権管理業務における知見が不足しており、業務プロセスが未確立

急激に取引量が増加し、支払い案内などの顧客対応リソース

Lecto導入後の効果・変化

Lectoプラットフォームを起点に、業務のデジタル化・自動化を推進

社内リソースを維持したまま、債権管理業務の精度を60%向上


2021年よりサービスを開始したタイヤとメンテナンスを月額定額にてご利用いただける安心でお手軽なサブスクリプションサービス「Mobox」を提供する「ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社」は、新規事業における債権管理の業務効率・デジタル化を目的に、Lectoプラットフォームを導入しました。3年間で契約数が約4倍ほど成長する中、債権管理・支払い案内業務にかかる稼働を約60%削減するなど、大きな成果を実現しています。同社がLectoプラットフォームを導入した経緯や、導入効果などについてお伺いしました。


(左から)
杉浦様:PCソリューション事業本部 PCソリューション事業推進管理部
床嶋様:PCソリューション事業本部 PCソリューション事業推進管理部長



会社・事業について

貴社事業についてお聞かせください。

床嶋様)

当社ブリヂストングループはタイヤメーカーです。3つの事業ポートフォリオを定めていまして、コア事業である「プレミアムタイヤ事業」、成長事業と位置付ける「ソリューション事業」さらに「化工品・多角化事業」に分かれています。

現在Lectoプラットフォームを導入している「Mobox」は、ソリューション事業の一環として2021年に立ち上げた新規事業です。


Moboxについて、詳細をお伺いできますでしょうか。

床嶋)

「Mobox」はタイヤとメンテナンスを月額定額にてご利用いただける安心でお手軽なサブスクリプションサービスです。消費者のモビリティやクルマに対する意識、また購買行動が変化・多様化する中、ブリヂストンのタイヤとブリヂストンクオリティの手厚いメンテナンス、さらにパンク補償をセットでご提供することで、より安心・安全で利便性の高いタイヤ購買体験をご提供します。お客様の安心・安全な移動を支え、タイヤを適切に管理し長くご利用いただくことで資源生産性の向上に貢献するとともに、適正空気圧を保つことで燃費悪化を抑制しCO2排出量の削減にもつなげていきます。



Moboxの事業状況はいかがでしょうか。

床嶋様)

具体的な契約数は公表しておりませんが、サービスリリースした2021年から比較すると、現在の契約数は約4倍と大きく成長しています。

web完結で契約からタイヤの取り付け予約も行えるため、お客様からも高いご評価をいただいていますし、経営からの期待も高い新規事業となっています。


杉浦様)

私たちが所属するPCソリューション事業部では、「Mobox」と「ブリヂストンタイヤオンラインストア」の2つの事業を運営しています。

具体的な業務内容としては、店舗のオペレーション改善や、協力企業と運営するオペレーションセンター(以下オペセン)の運用設計などを担当しています。

Lectoプラットフォームは、Moboxの債権管理を効率化するためにオペセンで活用しています。



導入前の状況

Lectoシステム導入前、業務で一番課題だったことについてお聞かせください。

床嶋様)

Lectoさんに出会う前は、債権回収業務についてほとんど情報を持っていませんでした。

元々メーカーという事業特性上、これまでは販売代理店を通して製品販売を行っており、自社での債権管理については素人です。

事業を始めて間もない頃は、支払いを延滞してしまったお客様に対し、オペセンの協力いただきながら人手で1件ずつ架電し、必要に応じて杉浦さんも架電対応を行っていました。

この状況を改善しようと考えていたタイミングで、Lectoさんと出会いました。



導入フェーズ

導入に至ったきっかけ、背景について教えてください。

床嶋様)

単なるサービスベンダーではなく、債権管理業務のDXパートナーとして頼らせていただける点が大きいです。

Lectoプラットフォームを用いた業務自動化・効率化はもちろん魅力ですが、先ほどお話ししたように私たちは債権管理業務のノウハウがありません。最新のクラウドツールであるLectoプラットフォームを中心に業務プロセスをどのように構築していくか、専門家の視点をいただけるのはありがたいことです。



Lectoプラットフォームのどのような点を評価されたのでしょうか。

床嶋様)

システムとしての評価ですと、特にシナリオ配信ができることが良いです。従来はひとりひとりに同じ手法でご連絡をしていました。

Lectoプラットフォームでは、期日からの経過日数に応じてメッセージの重み付けが自動でできることがありがたいですね。

このようなシステムの活用方法も、他業界の事例などを共有いただけるので、ベストプラクティスをすぐに自社運用に反映できます。


Lecto)

嬉しいご評価ありがとうございます。

「Lecto」は債権管理のプラットフォームとして、お客様から学んだノウハウを製品に反映していけることも価値の一つです。



導入時や運用中の弊社サポートスタッフの対応はいかがでしたか?

杉浦様)

私たちに知見がない状態の中で、Lectoの皆さんにはとても親身にご対応いただきました。

導入初期については、システムをスムーズに活用できるよう、督促ルールや手段別の設定方法を詳しくご説明いただいたおかげで、すぐに活用することができました。


床嶋様)

運用中においても回収状況レポートで様々なデータを分析できています

契約数の増加に伴いさらに多様なお客様がMoboxをご利用いただくなど、事業状況も常に変化するので、今後もより多くの示唆が得られる分析データを期待しています。



導入から約1年半経ちますが、現状で感じられている効果や変化について教えてください。

杉浦様)

定量面では業務工数が約60%削減されたことが一番大きな効果です。

現在はメール、SMS(ショートメッセージサービス)、IVR(音声自動応答システム)に加え書面発送が自動化されたため、ご案内業務にかかっている時間は年間でも60時間程度まで抑えられています



特に業務効率化に貢献している機能はありますか?

床嶋様)

債権数が増えても自動でご案内を配信できるのは助かっています。従来であればオペセンの人員を増加させねばならないところ、人数を維持したまま運営ができています。



Lectoシステムを勧めるとしたら、どんな企業がマッチしそうでしょうか。

床嶋様)

メーカーなど、これまで直販をしていない中でサービスの直販を始める企業にはマッチすると思います。

メーカーの新規事業の場合、債権管理・回収まで自社でやるとなると知見がないため、業務構築に悩んでしまうと思います。カード会社に依頼すると手数料もかかるため、コストを抑えるために自分たちでやりたい。でも方法がわからないという企業が多いはずです。

メーカーが自分たちで何かを販売するとなると、今までは販売代理店や小売店に任せていたことをやることになりますからね。



今後の展望についてお聞かせください。

床嶋様)

Moboxの契約数増加だけでなく、事業としての収益性も高めていきたいです。

債権管理はLectoプラットフォームで自動化し、サービス価値向上に必要となる時間を捻出していく。ビジネスの健全性と、サービスの満足度を高め、より多くの人に良いサービスが届けられるよう尽力していきたいです。




ブリヂストンタイヤソリューションジャパンのみなさま、ありがとうございました!

債権管理・督促回収にお困りの企業様は、ぜひLectoセールスチームまでお問合せください!


お問い合わせはこちらからお願いいたします。